LOVE SONGS

2004年2月15日 読書
曲をベースに各著名人が綴った恋愛小説。
いかにも私が読みそうな小説ですね〜。
でもこの小説はAmazonのレビューで書いてる人いたけど、ベースにしてる曲がたいした曲じゃないのね。
ユーミンとかSMAPとかPUFFYとか華原朋美とかで時代も一昔前ってかんじだし。
どうせベースにするんならあゆとかMisiaとかミスチルとかスピッツとかにしなさいよまったく。
Love Songsという割には選曲が悪い。
私の歌詞批評の方がよっぽどマシ(自画自賛)
あと歌詞をなんとか物語に結びつけようとしてる意図は見えるんだけど
イマイチうまく繋がってなくて別個のものになっちゃってるんだよね。
ってことで至って普通の恋愛小説ですね。

でもこれだけ有名な作家達の作品が一気に読めるオムニバス小説はいいですね〜。
私は山本文緒と唯川恵はスキで色んな作品を読んだことがあるんだけど
他の人はほんと知らなくて、ここらでちょっと発掘したいな〜と思っていたので☆
一応発掘成功!?
SMAPの「ダイナマイト」をベースに書いている横森理香の小説。
そこでなんと昨日私が日記に書いたゴスペラーズの「ひとり」の歌詞が出てきたの!

「男は本当に愛してる女には”愛してる”とは言えないものだ。」

いわゆる遊び人で色んな女とつき合ってきた男が、友達にも紹介できないような何処がとりえなのかもさっぱり分からない地味な女とつき合って初めて本当の愛に気付いた、、、みたいな話。
遊び人の男ってとこからSMAPの「ダイナマイト」を選んだんだろうけど、本当の愛に気付いたというテーマで書くならやっぱゴスペラーズ「ひとり」でしょう。
だってSMAPなんて
♪Dynamiteなhoneyでもいいんじゃない
 でもいいんじゃないめまい起こしそう

だよ?LOVE SONGSじゃないし。堕曲だねまったく。
それはいいとして、もう一人けっこういいかも〜って思える作家が。角田光代。
RCセクションの「エンジェル」って曲(知らないなあ。。)をベースに書いているんだけど、
私よりダントツの悪女(主人公)発見!!
この悪女もキープくん作りに励んでいるんだけど、3人キープくんがいて
松、竹、梅という呼び方で呼んでいるの!
ラベルの差じゃなくて便宜上。
小説の中でも本名は出てこず、竹がどうたらこうたら、、、という書き方。
すごい面白かった。
でも第四の男は現れず、この3人ともなぜかは詳しく書かれてなかったけど同時に亀裂が入って、
昔からの幼なじみのダメ男と傷心旅行のような旅に出るみたいな話だった。

でもやっぱり私が一番共感ではないけどよかったっていうか読んでて楽しかったと思えたのは山本文緒かな。
PUFFYの「これが私の生きる道」をベースに書いた話。
これだけの作家が揃ってもやっぱ私は山本文緒が好きなんだな〜って実感。

久しぶりの小説批評日記でした☆

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