あなたを忘れない

ずいぶん前に試写会で観たんだけどレビューしてなかったようなので。
6年前JR新大久保駅で、韓国人の男の人が線路に落ちた酔っ払いを助けようとして死んじゃった実話に基づいた映画でございます。
そう思いながら観てたから、そのシーンはいつ出てくるんだ？ってドキドキしてたんだけど、最後の最後まで出てこないのね。
それがこの映画のメインテーマだと思ってたからちょっとあれれ？ってかんじだったかも。
韓国からの留学生は私と同じ26歳。
彼がなぜ日本に興味を持って留学しようと思ったか、みたいな所から物語が始まるのね。
韓国の男の人って兵役があるから大変なんだよね〜
青春時代の一番いい時期に過酷なことだよまったく。
そう考えると日本の男ってラクしてるよな〜（←話が反れてく？）
まあでも日本に興味を持ったり、日本語を頑張って覚えたりしてくれてる韓国人を見るとちょっと微笑ましいし嬉しいね。
当時日本でも流行ってたスピッツの「チェリー」を韓国では音楽の授業かなんかで歌ってくれてたぞ？
今聴いてもあれはやっぱ名曲だ♪（←また話が反れてく？？）
、、、とまあ韓国について色々考えさせられたね。
私もオーストラリア留学時代に何人か韓国人の友達できたから、彼らもこんなかんじだったのかしらん？とちょっと思い出してみたり♪

主役の韓国人の男の子はけっこういいかんじだった。
ほんと実際いそうな。。。カッコよくも悪くもないんだけど優しいかんじ。
で、相手役が路上ライブをしてる女の子って設定なもんだから、HIGH & MIGHTY COLORのボーカルのマーキーって子だったのね。
私はこのバンドも彼女も名前しか知らなかったんだけど、彼女はこのバンドのファンの間じゃカリスマ的人気あるみたいね〜？
歌い方とかELTのモッチーを意識してるの？ってかんじはしないでもなかったけど、モッチーには到底及ばないかな。
ちょっとケバイ。そして演技がヤバイくらいヘタだった。。。
音楽映画で歌える子を主役にしちゃうと演技の下手さが目立つってパターンは多いし、「タイヨウのうた」のYUIもたいがいヤバかったけど、マーキーは最強だったかも。
セリフが棒読みすぎて最初韓国人かと思ったもん（苦笑）
他にも竹中直人とか金子貴俊とか出てたけどあれはいらんね。日本人の印象が悪くなるだけ。
あと主題歌が槇原敬之！っていうのもけっこう全面に宣伝されてたから「どんないい曲を聞かせてくれるんだ？」って期待してたんだけど、エンドロール最後の方まで聴いてもちっとも印象に残らず。マッキーすべったな。

毒舌博はこんなところかしら？
1/27から公開されてます。
途中まで（前半）はけっこうよかったんだけどな〜
どこで流れが狂ったのか。。。
まあでもこの韓国人の男の人は天国で喜んでるのかしらね？
色々つっこみどころはあるけど、うまいこと脚色されてひとつの映画として自分の人生が残せて。
でも助けようとして線路に飛び込んで亡くなったのはこの韓国人と、もう一人日本人のおじさんがいたんだよね？
そのおじさんの人生は？？ってかんじだけど。
すっかり忘れられてる？可哀想に。